アメリカ流子育ての躾、タイムアウトってどうするの?

私には3歳の娘がいますが、主人には前妻との間に2人の男の子がいます。隔週で我が家にやってきて1週間を丸々一緒に過ごすのですが、初めて見るアメリカの育児には聞きなれないこともたくさんあります。例えば「タイムアウト」がいい例です。とってもメジャーなしつけ方法で、その場で怒鳴りつけたりお尻を叩いたりする代わりに、部屋の隅に立たせたり特定の椅子に座らせたりして時間を与えます。
もう今となっては日本でも昭和昔話になってしまうのかもしれませんが「廊下に立ってなさい!」にあたる躾方法なのかなと思います。公園などで遊んでいてもタイムアウト中なんだなと思われる子供を見かけたりもします。

—どんなタイミングで実行されるの?

何度もしてはいけない、やめなさいと言われていることを続けている
すでに教えている絶対にしてはいけない事をした、言った
気が散っていて話ができない
泣きわめいている
癇癪を起している
というような、その場で話をしたくても子供が「聞ける」状況にないような時にタイムアウトが与えられます。

—どんな効果があるの?

子供を、置かれていた環境から一旦離して気持ちを落ち着かせて、どうしてタイムアウトが与えられたかについて考える時間を持ち、その後話ができる状況にします。またタイムアウト中はじっとしていないといけないので、子供が自分の行動をコントロールする力をつけます。

—タイムアウトの手順は?

まず子供を部屋や建物の端に連れて行き、「どうしてタイムアウトになったかわかる?」と質問します。そして「〇分、タイムアウトね。その間になぜか考えてね。」と時間を明確にします。タイムアウトではなくシンキングタイム(考える時間)と呼ぶ方もいらっしゃるゆえんですね。ネットなどでは年齢と同じだけの分数を与える(3歳なら3分、4歳なら4分)と見受けますが、私の周りではその時々の状況で3分くらいから5分くらいの間のようです。子供の感情が高まっていて’聞こえていなくても同じ質問をして、数分の時間を与え離れます。誰かの注意が子供に向いている限り、ダメと言ったことをし続けたり言い続けたり泣き続けたりします。でも一人でやっても反応がないので、やっても仕方ないですよね。なので、タイムアウト中はその子に注意を払わない(もしくは払っていないと見せかける)という決まりがあります。また壁沿いにじっと立つ、もしくは椅子にじっと座るという指示も同時に与えます。時間が来たら、必ず子供の所に行き目線を合わせて落ち着いた口調で子供にタイムアウトの原因を聞き、どうするべきだったか、今後同じことが起こったらどうするべきかを聞きます。答えられなければゆっくりと短いわかりやすい文章で子供に説明するようにします。最後にもう一度子供に復唱させるようにさせましょう。

実際に私の娘に実行すると比較的早くに落ち着いてくれて、私の話を聞ける状況になり自分から私の所に話をしにくることもあります。ですが、真ん中のお兄ちゃんが小さい時にはこのタイムアウト、実行しても物事を考える様子もなく感情も高ぶったまま怒りを爆発させ続けながら30秒おきに「あと何分っ???!!!!」と叫び続ける事態が続き、分数を延長しても収まる様子がなく効果が無かった経験もあります。彼は8歳の今、ADHDの診断を受けたところです。今、考えると彼の場合は「考える時間を与えられた」ととらえることが出来ずに「隔離されて無視されている、拒絶されている」と受け取ってしまったのかもしれません。もし子供がタイムアウトが与えられたということ自体に取り乱すようであれば、その子にはタイムアウトは向いていないかもしれません。それよりもタイムインと言われる、その子にもっと注意と関心を払い抱きしめ慰め話し合うという方法を試してみるとよいかもしれません。子供は一人一人が違う性格を持ち違った個性を育てていきます。1つの方法が全員にあてはまるわけではないことをしっかりと胸に留めておきながら、このタイムアウトも我が家流にカスタマイズしていけたらと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする